多忙で過酷な勤務をこなす看護師のみなさま。「誰かの命を救いたい」「つらい時に助けになる存在でいたい」。
いろいろな想いの中、ふと全身をよぎる「働く意味」。
看護職は特に命と隣り合わせな勤務の中で、自分自身の状態をかえりみる機会を見失いがちです。突然の「辞めたい」思いはどこからくるのか?甘えではないのかなど、想いは人それぞれです。
中でも「辞めたい」と気づくころには疲弊しきってバーンアウトしていることもあります。
この記事では辞めたい理由を明確にし、バーンアウトしてしまう前に自分自身をもう一度見つめてみてほしいと思いランキング形式の『辞めたい理由』と『実際の辞めた理由』に焦点をあててみました。
まずは辞めたい理由
ランキングを順番に
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《看護師が職場を辞めたい理由》ランキングベスト8
株式会社ナイチンゲールによると、現役看護師1054人にアンケート調査で明白になった「看護師が職場を辞める理由のランキング8」は以下の通りです。
- 職場の雰囲気が苦手だった(35.2%)
- 昇給・昇格が見込めない(35.1%)
- 人手不足に対して何も改善されなかった(32.7%)
- 自分が望む科に配属されない(21.8%)
- 労働環境の悪化(人間関係含む)(45.6%)
- 給与が低かった(38.3%)
- 職場の運営方針と合わなかった(26.4%)
- 就業場所が遠い(18.6%)
※複数回答ありアンケートにて
参考:【現役看護師1,054人に聞いた!】8割が現職に不満あり!看護師が仕事を辞める理由とは!?本音を大調査!
これらの理由は、現職における人員不足、正当に評価されない感覚、休みが取れない状況などの不満が背景にあります。
職場の不満を持つ人は8割
実際に転職をしたことが
ある人は7割だそうです
続いて、実際に辞めた理由を深堀してみます。
《理由を深堀して分かった》辞めました!転職理由の2分化
辞めたい理由は前述したとおりですが、次は実際に辞めて転職した理由を深堀してみましょう。
もちゃなりに分類した主な職場を辞めた理由は下記の通り7つです。
- 職場の雰囲気や人間関係が合わないかった
- 昇給や昇格の見込みがないかった
- 人手不足での過重労働 だった
- 仕事とプライベートのバランスが取れなかった
- 体調不良で
- 精神的な疲労で
- キャリアチェンジや新たな挑戦を求めた
順番に見てみましょう
職場の雰囲気や人間関係が合わない
看護師が職場の雰囲気や人間関係が合わないと感じる時は、毎日の仕事がとても重く感じられますよね。
お互いを思いやり、支え合うことが大切な医療の現場で、コミュニケーションの難しさや価値観の違いがあると、一緒に働く仲間としての絆を築くのが難しくなってしまいます。
看護師は、患者さんに最高のケアを提供しようと、日々尽力されていますが、職場の雰囲気や人間関係が自分に合わないと感じると、その熱意も次第に影を潜めてしまうことがあります。
そんな時、新たな環境への変化を求めて、退職を考えることは、自分自身の幸せを第一に考える大切な決断です。
昇給や昇格の見込みがない
看護師が、自身の昇給や昇格の見込みがないと感じられる時は、心がサーッと覚めてしまう感覚になるでしょう。
一生懸命に働き、患者さんへの思いやりをもってケアを提供していても、その努力が認められず、報われない感じがするのは、とても悲しいことですね。人は誰しも、頑張りが認められ、それが形として現れることを望んでいます。
特に、昇給や昇格は、その頑張りが正当に評価されている証拠の一つです。
評価の期待が持てない職場では、看護師が新しい道を模索し始めるのも自然なことかもしれません。
職場を離れる決断は簡単ではありませんが、自分自身の価値を見つめ直し、さらに成長できる場所を探求する勇気ある一歩とも言えるでしょう。
人手不足での過重労働
看護師さんが人手不足による過重労働を感じる時は、心も体もとても疲れていることでしょう。
いつも患者さんのために一生懸命働いているのに、休む間もなく次から次へと仕事が積み重なると、自分の健康や幸せも大切にできなくなってしまいますね。
看護師は、人の命を支える誇りある職種ですが、そのためには自分自身も健やかでいることが必須です。
時に、このような状況が続くと、心身の健康を守るためにも、退職という選択を考えることもあるかもしれません。
それは決して責任を放棄することではなく、心地よく自分らしく輝ける場所を見つけるための勇気ある一歩です。
仕事とプライベートのバランスが取れない
看護師が仕事とプライベートのバランスが取れないと感じる時は、まるで自分の時間がないかのように感じられるかもしれませんね。
毎日、患者さんのために尽くすことはとても尊いことですが、自分自身や大切な人との時間が十分に持てないと、心が少しずつ疲れてしまいます。
仕事の大切さはわかっていても、友人や家族との大切な瞬間を逃したり、自分の趣味や休息の時間が取れないと、人生の喜びが半減してしまうこともあるでしょう。
このように感じた時、看護師が退職を考えるのは、自分と大切な人たちとの関係を守り、もっと充実した人生を送りたいと願うからでしょう。
体調不良
看護師が体調不良で退職を選ぶ時は、とても心が痛む決断かもしれません。
患者さんのために一生懸命働きながら、自分の健康が徐々に傷ついていくのを感じるのは、本当に辛いことです。
看護師は、常に他人を思いやる優しい心を持っていますが、その心が自分自身の体を十分にケアすることを忘れさせてしまうこともあるのです。
体調が悪くなっても、なかなか休むことができず、最終的には体が警告を発してしまうこともあります。
そんな時、退職を決意するのは、自分自身への深い思いやりによる最適な選択です。
看護師自身が健康を取り戻す時間を確保し、心も体も元気になれるよう、自分を大切にする時間を持つことは何よりも重要です。
その経験は看護師としても人としても、より一層成長させることでしょう。
精神的な疲労
仕事のストレスが原因で精神的に疲れ切ってしまい、一時的・又は看護という仕事から一切離れたいと考える看護師もいます。
看護師が精神的な疲労を感じる時は、日々の仕事が心にとても大きな重荷となってしまうことがありますね。
看護師さんは、常に患者さんの心と体のケアを優先し、時には自分の心の声に耳を傾けることを忘れがちです。
患者さんやそのご家族の心の痛みに寄り添うことで、知らず知らずのうちに自分自身もその重さを背負ってしまうこともあるでしょう。
医療従事者としての特別な環境での人間関係も関係深いのではないでしょうか。
精神的な疲労が積み重なると、心が休まる時間を必要とし、時には職場を離れることを選択する可能性もあります。
働く場所を離れるという決断は、看護師さんが自分自身の心の健康を大切にし、再び笑顔で前を向けるようになるための最適な選択である場合もあります。
キャリアチェンジや新たな挑戦を求める
新しい職場での挑戦やキャリアアップを目指すために辞めるケースもあります。
看護師がキャリアチェンジや新たな挑戦を求めて退職を考える時は、新しい夢に向かっての一歩を踏み出す勇気ある瞬間です。
看護のお仕事を通じて培った豊かな経験や深い思いやりは、看護師の質をさらに高いものにしていることでしょう。
しかし、時には心の中に新しい風が吹き、異なる分野での成長や、まだ見ぬ世界への好奇心が芽生えることがあります。
自分の中にある可能性を信じて、未知なる道へと進む決断は、自分自身の成長を願うとてもステキな選択です。
看護師が新たな挑戦を通じて、さらに多くの人々の心に触れ、新しい喜びを見つけることができますように。
その旅路は看護師にとって充実したものとなり、心からの幸せをもたらすことでしょう。
上記7つの理由は、看護師が直面する多様な課題を反映しています。
キャリアチェンジ以外の理由については、いずれも関係性が深く、結果ストレス性による退職につながっていることがわかります。
身体的な病気についても
夜勤や人間関係、労働環境が
ストレス性に関連している
可能性は高いですね
どうか、あなたの心と体の平穏が保たれ、より充実した自分らしい輝きを再び見つけられますように。
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