病棟と違う、訪問看護ならではのキツさとはなんでしょう?
この記事では現在訪問看護師として5年のもちゃが、3カ所のステーションでの経験談を交えてリアルな感想をお伝えします。
訪問看護が気になる方にとって、実体験から情報収集ができるので、有益である自信があります。
立ち上げ直後も
超忙しいステーションも
介護も医療も精神も
経験させていただきました!
それでは〇〇がキツイよ!訪問看護!をどうぞご一読下さい。
《ここがキツイよ》訪問看護のツライ面
訪問看護のツラさは、やはり病棟の違いによるものが大きいのではないでしょうか。
整った環境、頼りになるスタッフ、怖いけど指導してくれる上司。
なかなかトイレに行けない
なども考えましたが
それは病棟も同じなので
省きました
ちなみにトイレは
コンビニかスーパーが多いです
ツライリストを挙げたところ、下記のようになりました。
- 移動時間とタイムスケジュール
- 一人での対応と責任感
- 生活の場という環境
- リソースが限られている
- 感情的な負担
順番に見ていきましょう。
移動時間とタイムスケジュール
訪問看護では患者さんの自宅や施設を訪問するために、一日の大部分を移動に費やすことがあります。
交通渋滞や遠隔地への訪問など、移動に伴うストレスや時間管理の難しさがしんどいと感じる原因になります。
病棟看護では病院内での業務が中心であり、移動に関するストレスは比較的少ないですよね。
勤務地が固定されているため、時間管理も訪問看護ほどの負担はありません。
訪問看護では直行直帰というスタイルを取り入れているところも多いです。ステーション出勤や退勤がなく、仕事始めが「患者様のご自宅」から始まり、「患者様のご自宅」で終わる。そのまま自宅から直接出勤退勤となります。この場合、勤務時間が就業開始時間になります。
例えば8:30~17:30の
就業時間であれば
8:30に患者様宅に到着
訪問開始!となります
移動時間は考慮してくれるステーションもあれば、どんなに遠い患者様宅からはじまっても関係なしのステーションもあります。
※どちらも違法ではありません。
一人での対応と責任感
訪問看護では患者さんのケアは基本的に一人で行うため、判断を誤ると大きなリスクを伴います。
また、緊急時の対応も自身で行う必要があり、その責任の重さが精神的な負担になります。
病棟ではチームで働くため、困ったときは同僚や上司に相談や助けを求めやすい環境です。
一人で全てを背負う必要が少なく、精神的なサポートを受けやすいです。
点滴はいらないよ~って時も
選手交代に時間がかかります
生活の場という環境
患者さまの自宅環境は千差万別で、不衛生な場合や物理的な制約がある場合もあります。
その中で最適なケアを提供することは容易ではありません。
生活の場であるため、プライベートを守りつつ、個人を尊重した環境整備の個別性も必要です。
入浴介助等では空間によって
体勢が制限されることも
ありますね
ペットによるアレルギーも注意
リソースが限られている
訪問看護師は限られたリソースで作業しなければなりません。
病院やクリニックとは異なり、必要な医療機器や医薬品がすぐに利用できない場合が多々あります。
また、患者の家庭環境や生活状況がさまざまであり、適切なケアを提供するためには柔軟性が求められます。
個々の生活の基準を尊重しつつ、できる看護は何かを考える必要があります。あるもので何とかする臨機応変さが必要です。
例えば、自宅に点滴スタンドは
ないことも多いのでカーテンレールに
ハンガーをかけて引っかけるなど
病棟では絶対見れない
工夫を凝らします
感情的な負担
患者さんやその家族と深い関係を築くことが多く、その感情に影響を受けやすいです。
特に終末期のケアでは、感情的な負担が大きくなります。
「よき隣人」と表現される
こともある訪問看護師は
家族の生活の一部になって
いることも多いです
《こんな人は不向きかも》訪問看護が合わないと感じる看護師の特徴
病棟との違いが、むしろ楽しいという方もいる一方、訪問看護ではやっていけない…。と感じる方がいるのも事実です。では、どんな人が「合わない」と感じるのでしょうか。
例えば知人は
何かあった時にヘルプが
出せないし
物品の清潔不潔があいまい
過ぎて許せないなどで
訪問看護は絶対ムリ!
といってましたね あはは
下記の方はそんな知人とリンクするかもしれません。
- チームワークを重視する人
- ルーティンワークを好む人
- 物理的・精神的な負担に耐えられない人
順番に見てみましょう。
チームワークを重視する人
病院勤務のようなチームでの連携や支援を好む人にとっては、単独で行動することが必要な訪問看護が合わないかもしれません。
しかし、多くの看護師に囲まれることで人間関係にストレスを抱くことは格段に減るでしょう。
もちゃのようにHSP気質で
人間関係が大きなストレスと
なっている人には
経験する価値のある場所かと
ルーティンワークを好む人
訪問看護は毎日が変わりやすく、予測不可能な状況に柔軟に対応する必要があります。
ルーティンや予測可能な環境を好む人には合わないかもしれません。
訪問看護の中でも比較的時間をかけて変化していく精神科訪問看護なら向いているかもしれません。
が!もちゃは絶対的
ルーティンワーク派です!
例えば精神科訪問看護は
傾聴がメイン
自分自身向いていると
感じています
物理的・精神的な負担に耐えられない人
移動の多さや一人での対応、感情的な負担が大きい仕事に耐えられない人にとっては、訪問看護は困難を感じるかもしれません。
しかし、現在は教育体制の整った大きなステーションも増えていますし、地方や都市部など、ステーションによって移動手段も多岐にわたります。
車は社用車か自家用車
バイクは原付か中型
自転車や徒歩など
手段はとても色々です
所持免許による所もありますね
まとめ
訪問看護師として働くことは、病棟とは違った苦労や困難に直面することでしょう。
しかし、その多様性に柔軟に対応できれば、看護師として大きな成長ができることは間違いありません。
あなたのように、自らの性格や働き方の好みを考慮して、訪問看護が自分に合っているかどうかを検討することはとても大切です。
自分自身の特性を生かした職場であなたらしさが発揮できることを心から願っています。
コメント