精神科訪問看護は、看護師の原点ではないかと感じます。
なぜなら精神科訪問看護では、受容・共感・傾聴が主な技術になるためです。
そして精神科訪問看護が向いているのは、特定の資質やスキルを持った人たちです。
どんな人に向いているのか、11の資質について解説します。
現在精神科訪問看護
メインで在宅訪問している
看護師のもちゃが解説します
精神科訪問看護が向いている人
1. 深い共感力を持つ人
精神科訪問看護には、患者さんの感情や立場に深く共感できる人が向いています。
患者さんが抱える不安や苦痛を理解し、心から寄り添うことができる人です。この仕事では、共感力が大きな支えとなります。
共感するために訪問するので
集中して共感できます
2. 忍耐強い人
患者さんの回復は時間がかかることが多く、時には進展が見られないこともあります。
患者さんの回復は、一晩で起こる奇跡ではありません。そんな時でも、焦らずじっくりとサポートを続けられる忍耐力が求められます。
長い目で見守り、支援できる人にはぴったりです。
信頼関係がなければ
ケアも目標も立てられません
まずは信頼関係を気づくのが
最初のミッション
3. コミュニケーション能力が高い人
精神科の患者さんとは、言葉を超えたコミュニケーションが必要になることがあります。
非言語的なサインを読み取り、適切な対応をする能力が重要です。
また、家族や他の医療スタッフとの連携も大切です。
沈黙もコミュニケーション
ついついしゃべらないとと
焦ってしまいがちですが
沈黙の理由は必ずあります
4. 自己管理能力がある人
精神科訪問看護の仕事は、心理的にも負担が大きいことがあります。
自分の感情やストレスを適切に管理できる能力が必要です。
自己ケアを怠らず、バランスを保つことができる人に向いています。
自分の機嫌を自分でとる
そんなスキルが身につくと
生き方も楽になります
5. 創造的な問題解決能力を持つ人
患者さん一人ひとりの状況は異なり、型にはまらないアプローチが求められることが多いです。
柔軟な思考と創造的な問題解決能力がある人は、この仕事で大きな成果を上げることができます。
在宅では病状だけでなく
家族や家庭環境など
個別性がより求められます
クリエイティブな思考が
解決に導くことは
少なくありません
6. 学び続ける意欲がある人
精神科看護は、常に新しい知識や技術が求められる分野です。
最新の研究や治療法に関心を持ち、学び続ける意欲がある人には特に向いています。とはいえ人との
楽しみながら仕事ができる
これ以上の学びを深める
環境はありません
自分の好きなことを
選びたいものです
7. 精神的な強さを持つ人
患者さんの心の痛みに寄り添う仕事は、看護師自身の心にも影響を与えることがあります。
精神的な強さと、困難に直面しても乗り越える力がある人が、この仕事で長く続けることができます。
自分に取り込み過ぎない
コツをつかむと
心が成長できている
実感がわきます
8.心があたたかい人
他人の心の奥深くにある痛みや不安に寄り添える心が温かい人は精神科訪問看護に向いています。
患者さん一人ひとりの話に耳を傾け、その感情を共有し、心の支えになることができます。
患者さまは初回面談で
看護師に「やさしい人」を
望まれます
精神科では心の温かさを分け合える
看護師さんは重宝されますね
9.言葉を超えた会話を楽しむ人
精神科訪問看護では、言葉だけがコミュニケーションの手段ではありません。
患者さんの表情やしぐさから多くを読み取り、心を通わせることができる人にはとても向いていると言えるでしょう。
行動やしぐさから
なぜだろう?と思考を
巡らせてケアできる人は
精神科訪問看護の
スターになれるでしょう
《精神科訪問看護》HSPさんにとって長所を活かせるステージ
訪問看護の中でも介護と医療、さらに医療の中でも精神科に特化した訪問看護ステーションもあります。
精神科訪問看護は、特にHSP気質の方に向いているともちゃは考えます。
ご存じの方も方も多いと思いますが、HSP(Highly Sensitive Person、高感受性人)は、特に繊細で感受性が高い人々を指します。
HSPさんの特性は、環境や感情の変化に対して普通よりも強く反応する傾向があることを特徴としています。
HSPさんは、音、光、感情の細かな変化を深く感じ取ることができ、時には圧倒されやすいですが、同時に豊かな内面の世界を持ち、創造性や共感性が高いとされています。
もちゃもHSP気質で
病棟ではたくさんの刺激に
圧倒されながら
変化に気づきやすいことで
仕事を増やし過ぎてしまった
経験があります
とっても疲れますね
訪問看護の中でも精神科訪問看護は、心をより深く汲み取る必要があります。
急性期で対応しているバリバリ最前線の看護師さんなど、精神科のゆっくりとした変化にやりがいを感じられないことも多いようです。
ゆっくりと一緒に
考えることができる
精神科訪問看護は
HSPの特性が活かされやすいと
働きながら感じています
まとめ
精神科訪問看護は、確かに挑戦的な仕事です。でも、あなたが持っている優しさ、忍耐力、コミュニケーションの才能があれば、大きなやりがいを感じることができるはずです。なにより、精神科訪問看護は常に新しい発見があります。患者さんから学ぶこと、新たなアプローチを試すことに興味を持ち、知的好奇心を満たすことができます。
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